2010年04月27日

廃車手続きの場所

廃車をする方法には、永久抹消登録と一時抹消登録があります。いずれの場合を選択するにしても廃車の手続きには書類を提出する必要があります。しかし実際に廃車の手続きはどこですればいいのか悩む人も少なくないかもしれません。なぜなら廃車の手続きを頻繁に行っている人も少なく、詳しい情報が入りにくいのが実情で、どこで廃車の手続きをすればよいかわからないでしょう。廃車を直接したい場合は、近隣地域の陸運局へ行くとよいでしょう。

廃車のポイントとしては、自分の車両を使用する本拠地の住所を管轄する陸運局で行なうことです。車両を登録した時と同様のことで、陸運局に行って必要書類を提出することが廃車をする一番直接的な方法になるでしょう。実際問題、廃車の処理を1人でするのは不安だし、大変だと言う人もいるでしょう。そうしたことから廃車の際によく利用するのが、カーディーラーもしくは中古車店になります。

カーディーラーや中古車店にいては、各々の地域で宣伝されていることが多いので、一度調べてみましょう。もちろん1人で廃車手続きをするよりは手間が省ける代わりに、マージンがかかるので料金が高くつくのは覚悟しなければなりません。またこの方法よりも廃車手続きを安く済ませる方法が、行政書士に頼むことです。行政書士の仕事には廃車の処理があります。中古車店に頼むよりは安いので、廃車手続きに行政書士利用を考えてみるのもよいでしょう。時間、労力、金銭面を考慮しながら自分にふさわしい廃車手続きの場所を選びましょう。

廃車の所有権について

廃車の手続きをする場合、最も大切なことと言えば所有権でしょう。所有権については、自動車の所有者はしっかりと確認しておかなければなりません。それはなぜかと言うと、廃車というのは、所有者自身しかできない行為だからです。要するに車両を廃車にするかどうかというのは、所有者以外は決められないのです。言い方を変えれば、所有者の意思なくして廃車になることはまずありません。

廃車の手続きをする際には、自動車の所有権をしっかりと確認して、所有権が自分にあるかどうかを調べる必要があります。車検証を確認すれば、自動車の所有権を確かめることができます。車検証に記載されている名前が自分の名前であれば所有権は自分にあり、車検証に記載されている名前が自分以外の名前ならば、所有権は自分にはないということになります。

自動車をローンで購入した場合など、所有者がローン会社になっている場合があるので気をつけなければなりません。このケースの場合、廃車にする際には手続きが二重に必要になることになります。所有権解除のための書類をまず用意し、そして所有権を解除することができたら廃車の処理を行ないます。書類が所有権の解除のためにはどうしても必要になります。どんな資料が必要かについては、自動車の販売会社やローン会社に確認しておくとよいでしょう。所有権は必要な書類が揃えば可能ですが面倒なので、可能ならば廃車を行う前にあらかじめ所有権を自分のものにしておくのが賢明です。

自動車再登録とは

自動車の再登録によって、一時抹消登録で廃車手続きをした車両を再び使用することができます。一時抹消登録した車両をもう一度使用したい時には、自動車の再登録をしなければなりません。廃車になった自動車の再登録は、自動車の新規登録が必要になります。要するに自動車の再登録と自動車の新規登録手続きと言うのは、同じになります。

廃車になった車両を再登録するための手続きはどうすればいいのでしょう。手続きとしては、普通自動車のケースでは、廃車手続きを行った陸運局で再登録を行います。必要書類としては、抹消登録証明書、そして車庫証明が必要です。警察署で申請すれば、書庫証明は発行してくれます。自動車の再登録に必要な書類として、他には自賠責保険証明書と印鑑証明書、そして住民票も必要です。注意する点としては、発行後3ヶ月以内の印鑑証明書を用意することです。

所有者が自動車の抹消登録時の人と異なる場合は、譲渡証明書も書類として必要です。そして申請書や手数料納付書、定期点検整備記録簿や自動車検査票は、陸運局で入手するものになります。700円分の検査登録印紙を手数料納付書に添付しなければなりません。他に必要な書類は、自動車税及び自動車取得税申告書と自動車重量税納付書が要ります。自動車の再登録手続きには、何より廃車車両の点検を陸運局で行わなければなりません。検査内容は車検と同じで、その検査に合格すれば、用意した必要書類を元にして再登録の手続に移ります。

抹消登録に必要な書類

廃車には一時抹消登録と永久抹消登録の2種類があります。永久抹消登録をした場合、登録した車については日本国内で使用することはできなくなります。永久抹消登録に必要な書類は、8種類あります。それにはまず車検証があり、住所と車検証記載の住所が異なっていないかの確認と所有権の確認もしておきましょう。現住所と車検証の住所が異なる場合は、発行後3ヶ月以内の戸籍謄本が必要です。

次にナンバープレート2枚を自分で持っていきます。印鑑証明書と同じ所有者の実印と発行後3ヶ月以内の印鑑証明書も必要です。後は自動車リサイクル料金の証明書を用意します。移動報告番号と解体報告記録日を申請書に記入します。車検が1ヶ月以上残っていた場合、重量税変換のために還付の記入を申請書にしましょう。その際、銀行の口座番号も記入します。

一時抹消登録に必要な書類は7種類です。永久抹消登録と同様にまずは車検証で、現住所と車検証記載の住所が異なる場合は戸籍謄本が必要です。所有権の確認も必要です。次にナンバープレート2枚と印鑑証明書と同じ所有者の実印が必要です。そして発行後3ヶ月以内の印鑑証明書を用意します。そして申請書が必要で、永久抹消登録の申請書とは用紙が異なるので注意が必要です。さらに一時抹消登録の場合は手数料がかかり、手数料納付書に350円の印紙を貼付します。後は振込先の口座情報を申請書に記入します。自動車重量税の還付が一時抹消登録の場合も、永久抹消登録と同様に受けられる可能性があるからです。

抹消登録手続きの流れ

永久抹消登録の手続きは、車体の審査や検査は必要ないので、解体業者を探して車両を処分してもらいます。その際費用がかかり、自動車リサイクル料金を払う必要があります。その時に交付される証明書は大切に保管しておかなくてはなりません。そして同時に通知される移動報告番号、解体報告記録についても、永久抹消登録の書類手続きの時に必要なので、しっかりメモしておく必要があります。

こうした流れで解体され、永久抹消登録の書類提出に必要なナンバープレートのみが返却されます。その後必要な書類を用意し、車検証とナンバープレート、印鑑証明書などを陸運局に持参します。陸運局から抹消登録証明書が交付されれば、永久抹消登録の手続きが終わります。一時抹消登録では、車両の処分が必要なく解体作業はありません。

一時抹消登録は、必要書類である実印、車検証、ナンバープレートを準備します。そしてナンバープレートを取り外して住所地を管轄する陸運局へ持っていきます。そして窓口で一時抹消登録手続きを行い、ナンバープレートを返却します。次に陸運局で購入した書類にサンプルを参照しながら必要事項を記入していきます。一時抹消登録では、350円の印紙を貼付しなければなりません。手数料の印紙は陸運局内で購入できます。手数料の印紙を貼付したら窓口へ書類を提出します。そうすると一時抹消登録証明書が交付されます。この証明書は再度、自動車を使用する場合、要するに再登録の時に必要なので大切に保管しておきましょう。最後に自動車税に関する手続きを自動車税事務所で行います。

廃車の際にローンがある場合

廃車の際にトラブルがあると色々と面倒なことになりかねないので、用心しなければなりません。廃車でよくあるトラブルの1つにローンがあります。基本的に廃車時にローンが残っているケースでは廃車することはできません。例えば、車両のローンがまだ残っている間に自動車事故を引き起こしてしまった場合、どうしても車両を廃車にしなければならなくなる場合があります。この時にローンがある場合には、どのように廃車手続きをすればいいのでしょうか。

ローンが残っている場合、ローン会社やディーラーが車検証の所有者名義になっています。廃車手続きの基本は、所有者本人が行うことが要求されます。そこで所有権をまず解除する必要があります。所有権解除の処理を完了させないと廃車できないことになります。そして所有権解除のためには、クレジット完済が余儀なくされます。要するに残債ゼロにしなければなりません。

廃車の手続きは本人が所有権を有しないとできません。本人が所有権を有しない場合、所有権解除が必要ですが、解除するにはクレジット会社の承諾を受けなければなりません。もちろん全て完済した時は必要ありません。クレジット会社の承諾を受けるには、車両の解体が必須で、解体している条件が必要になります。クレジット会社の承諾は、事故で車両が破損したケースでは受けることが可能です。しかしこの場合、ローンは払い続ける必要があります。車両解体後も引き続きローンの支払いは必要になります。

所有者が亡くなった時の廃車手続き

最悪の事態として、所有者が亡くなった時の廃車の手続きはどのようにすればいいのでしょうか。交通事故では所有者が亡くなるケースもよくあるので、その際、廃車にする必要があります。自動車は事故で破損して価値がなくなったとしても、所有者が亡くなった場合は故人の遺品としてとらえられます。要するにその自動車は財産とみなされます。すなわち他の財産と同等に扱われ、遺産相続と同じように移転登録を行なわなければなりません。

自動車をどのように処分するにせよ、この移転登録の手続きは必要になります。そして遺産の取り扱いについて家族で話し合う必要があります。相続に関与する人たちで話し合いが決まって廃車が決定した時は、全員が印鑑登録をして、印鑑証明を取得します。普通の廃車処理と同様、印鑑登録で登録した実印を遺産分割協議書に捺印すれば、問題なく処理することができます。

この手続きの流れからわかるように、所有者である名義人が亡くなった時は、他の人が変わって名義人にならなければならないのです。難しい手続きではないのですが、所有者が亡くなったことを証明する戸籍謄本を用意しなければなりません。また陸運局に出向き、ナンバープレート、解体移動報告番号、車検証などを持参しなければなりません。一時抹消登録をする場合は、遺産分割協議書と戸籍謄本、そして印鑑証明書が必要で、それ以外に委任状2通と名義人になる人の印鑑証明書も用意する必要があります。

事故車の廃車について

大きな事故にあって車両を損壊した場合、下手に修理をするよりも新車に買い替えた方が得なケースがしばしばあります。このような時には、当然、その事故車に対して廃車手続きをしなければなりません。もちろん事故車の廃車と言っても普通の車両の廃車の方法と特別に変わることはなく特に難しい手続きが要求されるわけではありません。事故車についても、永久抹消登録と一時抹消登録の2つの方法から選択することができます。

一般的に事故車の場合は、永久抹消登録になるのが普通です。そのために陸運局に出向いて、ナンバープレート、印鑑証明などその他必要な書類を持参する必要があります。事故車については、それに付帯する面倒なことがつきまとうので、廃車の処理は早目にすることです。事故車と言えば、何かとお金がかかってしまいます。そして事故の被害者がいる場合には、相手の車の修理費及び治療費も支払う必要があります。重大な事故を引き起こした場合では、刑事事件扱いになって起訴されるケースもあります。

事故車の対応はすることも多いので、廃車手続きは迅速に対処しておきましょう。自動車税などの支払いなどでも負担になるので、保険が適用されて決済されたら廃車の手続きを素早く行いましょう。業者によっては、事故車でもある程度の値で買取りをしてくれる場合もあるようなので、良心的な業者ならば、事故車の処理も親切にしてくれるでしょう。また代行業者も色々なので、悪質な業者に引っかからないように注意しましょう。

廃車の買取について

廃車を買取る業者は、リサイクル法の成立により、自動車もリサイクルされることが義務付けられるようになったことから必要とされています。廃車にする場合には、解体費などの費用がかかるケースがあります。一時抹消登録の場合は解体の必要がないので料金はかかりませんが、永久抹消登録の際には解体費用が必要になります。解体費用は大体5000円から1万円くらいが相場のようです。それほど高額な費用ではありませんが、余計な出費と言えば言えないこともありません。

こうしたことから、沢山の人がよく利用するのが、廃車の買取になります。最近では再生技術も発達したことから、かなりボロボロでガタがきて使い物にならないような車でも、リサイクルが可能になっています。事故車の場合でもリサイクルによって使用できる部品はあるからです。解体費用が気になる人は、廃車の時、解体業者に依頼するのではなく廃車の買取を業者に依頼するのもいいかもしれません。

中古車販売業者などは使用できなくなった中古車や、老朽化した自動車を引き取ることが仕事になります。そうしたことから、原型をとどめていないようなひどい自動車を除いては、買い取ってもらえる可能性があります。買取によっては、10万円以上の値段がつく場合もあるので、すぐに解体業者に頼むではなく一度廃車の買取を検討してみるのもいいでしょう。もし費用面でほとんど足しにならない場合には、解体業者に頼めばいいことです。無料で買取査定をしてくれるので、試してみる価値はあるでしょう。

廃車の際の業者の選び方

廃車の際にはとかく面倒な手続きが必要になってきます。廃車する場合、書類を用意して陸運局に行かなくてはなりません。行く手間が面倒なので、廃車手続きを業者に依頼する人も増えているようです。もちろん代行費用がかかってしまいますが、買取によってプラスになって得する場合もあるので、その時のケースによって異なります。いずれにしても、業者に依頼してみるのもいいかもしれません。

手間や時間を考慮して、また費用面もよく考えた上で、自分に合った廃車の手続きをしていきましょう。ただリサイクル業者の中には不当な請求をしてくる悪質な業者もいるので注意が必要です。自動車のリサイクル需要が高まったことから、悪質な業者も増えつつあります。買取価格のチェックについては、一社だけではなく、何社にも査定してもらうことです。インターネット上などでは、無料の査定サービスも多数用意されているので、活用する価値があります。査定価格もすぐに把握することができ、中にはオークション形式で車を買い取るサービスも用意されています。

廃車の手続きの際には、自動車の名義変更を行なっていることが肝心です。名義変更をしないと自動車税が毎年徴収されることになるからです。しかし業者によっては名義変更の手続きをしない悪質なところもあるので、店舗で名義変更の確認をしておく必要があります。業者で注意する点は、強引な買取店です。出向いてきて強引に車を引き上げる業者も中にはあるので、あらかじめネット検索などで業者の評判をチェックしておくことも大切です。